模型業界で話題のアルティメットニッパーが一周年を迎えた記念に、手元にあるマイナーニッパーを紹介するよー。
ということでLindstrom のRX 8148を簡単にレビュー。
まずLindstromのニッパーは模型用じゃないということを書いておきます。
これ、電工用なんですね。
模型用ではないですが、切れ味もいいですし、刃の形も模型向きではあるのでヨドバシカメラのショーケースに一万円以上の値札を付けて鎮座しているのを見ることがあります。
とは言え、普通のモデラーにはまったく知名度のないこのニッパーに一万円以上出す奴いるのかよ?と疑問に思ったりしていますが……。
なんでそんなニッパーを持っているかというと、僕はHazetとかSTAHLWILLEあたりをありがたがっちゃう系のアレな感じな工具好きなんで、SNA EuropeのLindstrom!スウェーデン発祥のブランドなのさ♪とか聞くとテンション上がっちゃうんでアレデスヨ! ほら!ロマン装備!
んでLindstromのニッパーは刃の形状、切断面の処理からモデルを選ぶようになっていまして、僕が持っているのはRX 8148(下の写真左)とRX 8144(下の写真右)の2種類です。
ヨドバシカメラで売っているのは左のRX 8148の方です。
このニッパーの良いところはズパリ、グリップと見た目w かっちょええでしょw
切れ味は普通に良いですけど、値段なりかと言われると、3000円位で買える切れ味良い国産ニッパーが色々あるのでちょっとツラい。アルティメットニッパーも3000円台だし……。
グリップはこんな感じで、間に挟まっているプラスチックの板がバネになっていて、ハメる位置を変えることでバネの強さを調整することができます。
このグリップ、握り心地すごく良いんですよ。
刃の薄さはアルティメットニッパーの方が薄いです。(下の写真、下段がアルティメットニッパー、上がRX 8148)
そもそもの用途が違うので、この辺比較するのはちょっとかわいそうな気がしますが、模型的に一番影響があると思ったのは、刃の肉厚です。
下の写真、左側のゲートはRX 8148、右側のゲートはアルティメットニッパーで切っています。
よく見るとRX 8148で切ったほうのゲートは山型に潰れていることがわかると思います。
アルティメットニッパーの方は刃の肉厚がかなり薄い為、まっすぐに切れています。
この辺、繊細なパーツの切り出しでRX 8148が不利になる部分ですね。
でもグリップの握り心地とかっちょよさではニッパー界最強と思っているので、その辺が気にいるならロマン装備的に買っちゃってもいいんじゃないかと思います。
触りたくなる工具があると作業が継続できるという話もありますし。